2025年3月に執刀した手術は、①白内障手術 71件、②白内障硝子体同時手術 19件、③硝子体単独手術 4件、④硝子体手術+眼内レンズ強膜内固定術 2件(無水晶体眼1件、眼内レンズ脱臼1件)、⑤白内障手術+緑内障手術(流出路再建術) 1件、⑥緑内障手術(プリザーフロ挿入術) 1件、でした。3月は網膜剥離の緊急手術は1件でした。
さて、3月31日に世界初の5焦点眼内レンズであるIntensityを製造販売しているHanita社の、アジアでの販売責任者であるヒルトン氏に、クリニックに表敬訪問していただきました。ヒルトン氏は60代ですが、ご自身も既にIntensityを使用した多焦点白内障手術を受けられているとのことでした。両眼とも遠方から近方までクリアに見え、ハロやグレアも運転時まで含めて気になることはないとおっしゃっており、自社製品の光学性能の高さをご自身で体感されていることが覗えました。今回ヒルトン氏の来日にあたり、Intensityの使用数の増えてきている当院への訪問をご提案いただき、お越しいただくことができました。

Intensityは以前のブログでも述べましたが、光学的ロスが極めて少ないことから高いコントラスト感度が維持されており、ハロやグレアも焦点深度拡張型レンズに匹敵するほど少く、現在使用可能な回折型多焦点レンズの中では抜きん出た性能であると言えます。ただ、いかにレンズの性能が良くても、正確な術前検査や適切なレンズ度数の選択、また正確な手術を行わなければ、レンズの性能を生かすことができません。当院では、術前検査機器はARGOSという最先端の機種に加えて、国産で定評のあるOA-2000を併用し、両者の結果を見比べて度数を選択するようにしています。また手術にあたっては3D手術支援システムであるNGENUITYを用いて正確性の高い手術を心がけており、今後も眼内レンズの性能を最大限生かせるような診療を行いたいと思います。